心不全の診断・治療
心不全は虚血性心疾患、高血圧、弁膜症、心筋症などが原因となっておこります。その結果心臓が排出する血液の量が不十分で、全身が必要とするだけの循環量を保てない状態になります。
心不全の分類:
心不全は、状態が安定しているか否かによって、慢性心不全と急性心不全に分類することができます。
慢性心不全・・・状態は安定している、徐々にあらわれ、長期間持続する。
高血圧、心臓弁膜症、肥満などが原因であることが多い。
急性心不全・・・状態が急激に悪化する。
心不全におちいると、手足の冷感や、意識レベルの低下、倦怠感、呼吸困難等の症状が現れ、死に繋がることもあります。
診断・治療
胸部レントゲン、心電図、血液検査BNP(脳性ナトリウム利尿ペピチド)の値と心臓のエコー検査等で血液の排出量を検査し診断が行われます。
治療については、原疾患の治療がまず第一です。
引き続き食事療法、塩分制限 6.0g/1日以内と投薬療法、利尿薬やβ遮断薬、強心薬の投与などの治療が中心となります。
当院では必要に応じて連携病院に紹介し治療をお願いしております。